スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第105話 Sunforest  『Sound Of Sunforest』 (1969) US

今夜の一曲  And I Was Blue


105 (7)


<レコードあさり編> その2

TA レコードあさりなんて今じゃ、あまりにアナログな世界。でも情報に乏しかった時代のあのドキドキ感。鬼が出るか蛇が出るか・・・たまりませんでした(笑)。今でもひとつひとつの出会いが鮮明に甦ります。

TA 西新宿界隈と言えば、サンフォレスト(Sunforest)『Sound Of Sunforest』、イマン(Imán Califato Independiente)『Camino del Aguila』、アモン・デュールII(Amon Düül II)『Lemmingmania』など今でも覚えてますよ、胸キュン(死語?)の出会い。よほど時間に余裕がないと、渋谷やお茶の水、池袋や目白とか、とても足を伸ばせなかったくらい。

CP 78年に音楽専科の別冊で『ROCK CATALOG VOL.3』という本が出たのですが、「全国輸入レコード店紹介」という特集記事がありました。芽瑠璃堂や吉祥寺ジョージア、高田馬場のOPUS1など様々な店が紹介されてました。アミナダブも出てましたよ。

CM うわ、その記事、なんか記憶の片隅にあるような(笑)。南口のジョージアも馬場のOPUS 1もよく行ってました。懐かしい!あと原宿メロディー・ハウスでしたかね。


105 (6)


CP OPUS 1は山手線から見えてましたものね。漢方薬局の二階。いろんなレーベルのレコードがずらっと並ぶ様は壮観でした。当時都内でアイランド・レコードとかのラインナップ、全部揃えてるのはここだけでした。

CM OPUS 1は吉祥寺ディスク・インや原宿オーク同様に、英国フォーク系が充実してたので、それ目当てで通いました。あと馬場にはタイム、吉祥寺にはジョージ、レコード舎、トニーなどの中古屋もあったので、ついでに廻ってました。

CP 当時吉祥寺に行くと、一日潰れる覚悟で廻りました。馬場のタイムはレコードが棚に横置きで並べられている上に、非常に通路が狭くて・・・腰を痛くすること請け合いでしたよ。


105 (4)


CM 馬場のタイムの店主と吉祥寺のディスク・オーツカの店主は、たしか兄弟でした。そう言えば、77年頃の原宿でシールドがボロボロに破れ、半年以上も売れ残っていてたイタリアのチェレステ(Celeste)のグロッグ(Grog)盤を救出してあげたのを思い出しました。

TA 救出・・・(笑)。救出費用がバカにならなかったのでは・・・

CM 青空というグループ名なのに真っ白いジャケ、というのが印象的なチェレステ。原宿竹下通りにあった店で、まったく知らないグループだったのに、ジャケ買い。シールドも破れていて、見た目は中古盤みたいでしたが、これが新品でレギュラー価格。キングから再発される4年ほど前の話です。

TA 私よりも4年も早く、あの幽玄な音に接していたのですか。うらやましい限りです。あの内ジャケの繊細な線画も素敵でしたね。


105 (5)


CP 原宿ではクレージー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン(The Crazy World Of Arthur Brown)のLPを千円で購入したのを思い出しました。原宿も輸入盤の店、ぼちぼちありましたね。余談ですが、ELPの『ラヴ・ビーチ』(Love Beach)を買ったのも原宿でした(笑)。

CM 原宿メロディー・ハウスは70年代後期にはプログレのレコードも置いてましたね。音楽誌『ロッカダム』で紹介されたイタリアのマクソフォーネ(Maxophone)の新品のLPをはじめて見たのがこの店だった覚えがあります。

TA 一つ一つの店に、色んな思い出が詰まっていますよね。噂ばかりだったあのレコードを初めて手にした時の感動や胸の高鳴り・・・そうした感動が中々味わえない時代になりつつあります。


105 (2)


CP あと原宿ではレコード・オークションで、ジョン・レノンの『Two Virgins』が壁に飾ってあったのを思い出しました。10万ほどで買った人が当時いたようでしたよ。

TA 自分も『Two Virgins』を10万近い値で売っている店を、出張帰りのある地方都市で見た事があります。恐らく、店のオーナーは売る気なんて全くなかったのではないでしょうか。

CM 『Two Virgins』 10万円ってモノラル盤ですか?それなら超激安!10年くらい前に見かけた時は50万はしてました。70年代なら、まだその値で買えたかも知れませんね。コレクターが歯ぎしりしそう。それがステレオ盤なら、ちょい高めかなって感じですが。

TA いや、モノかステレオか、うかつにもノーチェックでした。さすがに買うつもりで立ち寄ったわけでもなかったし。まだまだ、私は青いですなぁ。


105 (3)


TA 『Two Virgins』を欲しそうに見上げる私の心を見透かしたかのように、その店のマスターが「いいでしょ。安いよ、買ってって。」みたいに、まるで八百屋か魚屋のオヤジみたいなこと言ったんです(笑)。

CM 『Two Virgins』をこれ見よがしに壁に飾ってるのは、まず間違いなくステレオ盤ですね。(笑)

TA う~む、深い。なんて言う名前の中古盤屋だったかなぁ。店の看板のデザインが、何とビートルズのオールディーズ『A Collection Of Beatles Oldies But Goldies』のジャケに描かれている人物だったことを覚えてますよ。

TA でも、こうしたレコードあさりは昔日の感がありますね。80年代当時にして既に、あるレコード屋のおやじが「ネットを介した通販が今後はメインだろうね。」って語ってました・・・

※ほろ苦い話も交え、レコード屋を巡る想い出話を肴に漂流する三人。漂着地点は予想もつきません。漂泊の旅はまだまだ続きますが、この場はこれにて完。


105 (1)


Terry Tucker / piano, harmonium, harpsichord, Hammond organ, vocals
Freya Houge / Spanish guitar, banjo, vocals
Erika Eigen / Latin American percussion, ankle bells, vocals

plus...
 Reg Weller, Jim Lawless & John Blacchard / Tunea percussions
 Herbie Flowers & Joe Mudele / bass guitars
 Jim Suilivan / electric guitar
 R. Mosley & D. Wolfstal / violins
 F. Riddle / viola
 Malca Cossa / cello
 Ralph Eizen, Less London & Cliff Haines / trumpets
 John Burden & Andy McGavin / French horns
 Harry Smit / flute, piccolo, bass clarinet
 S. Sutcliffe & Les Baldin / oboes
 Cecil James / bassoon
 Alfie Reece / tuba


スポンサーサイト

テーマ : サイケデリック
ジャンル : 音楽

第104話 Jean-Claude Vincent  『Lettre Au Passé』 (1977) France

今夜の一曲  L'alcool


104 (4)


<レコードあさり編> その1

CM パテ書房でレコードあさりした後の屋台の恵比寿ラーメンがうまかった(笑)。昔のパテの買い付け人は、後に目白ユーファ、西新宿GSMを出店した人でしたね。ユーファは開店した時、何度か行ったけど、GSMには一度も行ったことがないですね。

TA 掘り出し物を見つけた後のラーメンは、さぞおいしかったでしょうね。私は、レコードあさりしてる時には、ろくなもの食べてなかったです。飯食ってる時間より、レコード店のエサ場に首突っ込んでる時間の方が長かった(笑)。

CP 私は高円寺で中古レコード屋巡りをすると、決まった喫茶店でカレー食べてました。当時は中古盤を扱う店が5店舗ほどあったので、休憩ついでに。中野の店巡りをすると、定食屋のA定食で締める、というパターンでした。どちらも今はもう無くなってしまいました。

TA 自分はもっと不健康に、ハンバーガーとか牛丼で食いつなぎつつ、レコードあさってました。西新宿あたりだと、そのエリアだけで一日つぶれますしね。これもある意味、不健全娯楽と申せましょう。


無題2


CP 西新宿だと新宿レコード周辺で中華を食べることが多かったです。思い出すと、なんか行く先々でパターン化してたことに気づかされますね。

CM 店名を忘れましたが、西新宿のレコード屋が出前で使ってた中華料理屋があって、そこの中華丼ばかり食べてたような気がします。あとは餃子の王将かな(笑)。

CP 西新宿は飯屋には困らなかったですね。私が足しげく通ってた頃はKINNIEやOMが賑わってた頃でした。あの界隈だけでも数多くのレコード屋があったので、ほんと重宝しました。

CM そういえば私も、高円寺に行ったらカレーが多かったような気がする(笑)。注文の仕方とか、食べ方にうるさい変に頑固なオヤジがやってたニャンキースという南口にあったカレー屋を思い出しますよ。


104 (6)


CP 私が通ってた際に寄ったのは、高円寺のアミナダブというレゲエと中古盤を専門にした小さな店のそばの喫茶店でした。今はもうどちらも無くなってしまいました。高円寺も昔とは様変わりしました。

CM アミナダブの名前、久々に聞きました。友人の家がすぐ近所にあって、たびたび寄りましたが、いつも見るだけであまり買いませんでした。あの辺りも、もうかれこれ十年以上行ってないです。

CP あまりに狭くて、セール時には人がすれ違うのも困難な店でしたね。降りるのが怖い階段もあって・・・

CM どうにかしてくれ、この狭い階段!って上りながら思ってました(笑)。自分がよく通った吉祥寺にあった芽瑠璃堂。うなぎの寝床のような間口が狭い店舗もまた懐かしい。あの頃は個性的な店舗が一杯ありました。

TA 中にはまるで客を拒否するかの勢いの、積み上げ&放り込み倉庫的な店とか(笑)。


eb.jpg


CP 昔は中央線沿線にもレコード屋がたくさんありました。雑誌片手にあちこちまわったものです。

CM 80年初頭頃までの中央線沿線のレコード屋はよく知ってるんですが、それ以降ほとんど行ってないので、今行ったら浦島太郎状態ですよ。

TA ほんとですね。あの頃は、GPS もポータブルナビもなかったので、店を探すのが無茶苦茶大変でした。中には想像を絶する危険水域に店舗を構えてるところもありましたね(笑)。

CM そうそう、『レコード・マップ』なんて便利な本はなかったし、音楽雑誌の店の広告のマップが頼り、中には分かりづらいマップもあって、最後は店に電話してようやく辿り着けたなんてこともよくありました。

TA しかも、かつては携帯電話などと言う便利な道具もなかったので、店に電話して場所を確認しようにも、まずは公衆電話を探す必要があったし。


無題

TA 地方都市に住んでると、都内に足を運べるのは出張とかコンサートとか、友人に会う機会を利用してレコード店巡りするのがせいぜい。『レコード・マップ』が出て、ようやく全貌がつかめたという印象かな。

TA バスターミナルのコインロッカーに荷物預けて身軽になってから気合い入れて出陣するわけです(笑)。レコマップの必要箇所をコピって、WearhouseとかVinyl Japanとかゆうらしあとか、あとディスクユニオン系ね、西新宿なら。でも、レコマップの地図が違ってることもあって路頭に迷いました。

TA たいていは西新宿だけで時間切れ。それでも、ラングルヴァン(L'engoulevent)『オオカミの住む島』(L'Ile Ou Vivent Les Loups)やキャラヴァン(Caravan)の『グレイとピンクの地』(In The Land Of Grey And Pink)、ジャン・クロード・ヴァンサン(Jean-Claude Vincent)『Lettre Au Passé』、パタフォニー(Pataphonie)『Pataphonie』、エマニュエル・ブーズ(Emmanuel Booz)『聖なる浮浪者』(Clochard)、なんて見つけた日にゃ鼻血出たもんです。


<識者評>
鼻血出たり、血圧上がったり、カビくさい閉塞空間でエサ場をあさったり、ロクな食事もせず貧栄養状態で場末のビル街をうろついたりと、一体彼らは何ものなんでしょうね。次回、めでたくこの項終わりです(笑)。




Jean-Claude Vincent / vocals
Christian Decamps / keys
Valéry Btesh / Vocals, guitars
Alain Berge / bass
Claude-Marius David / flute, soprano saxophone and percussion
Jean-Pierre Garbin / drums

テーマ : プログレ
ジャンル : 音楽

第103話 Nucleus  『Elastic Rock』 (1970) U.K.

今夜の一曲  Stonescape


103 (7)


<スリーヴ編> その2

CP そうそう、キース・ティペットの『ブループリント』日本盤、確かにコート無しでしたね。それに対して2nd『Dedicated To You, But You Weren't Listening』がコート紙だったのは、ジャケ画がロジャー・ディーン作だったのも影響してるのかもしれないですね。

CM  RCAネオンの日本ビクター盤インディアン・サマー(Indian Summer)、ダンドゥー・シャフト(Dando Shaft)、トントン・マクート(Tonton Macoute)など、ほとんどが、きれいなコートありでしたが、シェイプ・オブ・ザ・レイン(Shape Of The Rain)はコート無しだったので、例外もあるようです。


103 (8)


CM 日本フォノグラムでは、ニュークリアス(Nucleus)の1st『Elastic Rock』、2nd『We'll Talk About It Later』あたりもコートありじゃなかったでしょうかね。でもコートありは、このレーベルでは少数派なんじゃないでしょうか。

CM ニュークリアスは2枚とも穴あき変形ジャケなので、もしかしたら強度のあるコート紙を使用したのかも知れません。

103 (13)


CP  それにしても、オイルショック当時の日本盤はシングル・ジャケにされたり、裏面ライナーになってたりで、散々なものがありますね。

CM アフィニティ(Affinity)は見開きでしたが、渦巻き印が消えてフィリップス印になっちゃうし、後から出たリンダ・ホイルのソロ作はシングル・ジャケになっちゃうしで、非常に残念。


103 (14)


TA そういえばアフィニティ、かつてフリーマーケットで、めちゃ安200円でゲットして狂喜したのですが、喜びも束の間、Made In Japan のフィリップス印(SFX-7283)でしたよ。

TA それにしても、オイルショックという社会的背景、全く自分の頭に入ってませんでした。同じレコードでもリリースごとにジャケ素材が違ったりすると、随分イメージも異なって感じられますね。CD時代になったばかりは、プラ素材の無味乾燥には泣いたものです。


103 (12)


CP オイルショック直後の日本盤レコードと言えば、ライナーが小さくなってたりとか、当時の業界の苦労がしのばれます。

CP ちなみに70年代後半には廉価盤レコードが随分出されてましたが、こちらは裏面ライナーやら、ジャケットや盤質のグレードを落としてコストダウンを計っていたようです。


103 (9)


CP 廉価盤の材質云々については、よく通ってたレコード店の店主から聴いた話なんです。学生時代の山下達郎がバイトしてた店だったと、だいぶ後になって知りましたが(笑)。

TA 確かにどこかの1800円シリーズとかは、そうでしたね。商品として流通させながらコストを意識して安価でのリリースにこぎつけるのは、採算ラインぎりぎりの選択だったんでしょう。レーベルの看板は背負ってるし、滅多なことはできない。


103 (1)


TA ジャケの話ですが、素材それぞれの良し悪しはあります。一般的には、つやつやのグロス仕上げの方が、つや消しのマット仕様よりも高価な気がします。

TA グロス・コートの良さは色合いが鮮やかだし、きらきらして派手で高級感があります。でも、うまく扱わないと、すぐにスクラッチ(ひっかき傷)ができちゃいます。それに、あのグレア(てかてか感)がいやだって人もいますね。


103 (5)


CP 知り合いの店主の話だと、盤の材料にしてもおおまかに5段階、ジャケットの紙質で3段階ぐらいのグレードがあるとか。どこまで信じていいのかわかりませんが、そんな話を聞かされましたよ。

CP 売れ残りはどうするの?と聞くと、返品して溶かしてグレードの低いヤツに使うんだよ、とか(笑)。


103 (2)


TA なるほどです。マット仕上げの良さは、紙質が手になじむ事ですか?でも、グロッシーなジャケに比べると、圧倒的に汚れやすいし、インク落ちしたり、色が隣の盤に転移しちゃうことがあるし、すぐにリングウェア(ドーナツみたいな擦れ痕)が出来ますよね。

TA グロス仕様にするにせよ、マット仕様にするにせよ、紙のグレードは制作側にとっては美的感覚と実用性と価格の三者が折り合う大事な部分ですから。


103 (4)


TA 実際にはもっともっと深い世界で、厚さも10ポイントにするとか18ポイントにするとか、選択肢は様々ですね。※(1ポイントは1000分の1インチ)

CP 苦労してコストを下げてマーケットに乗せた日本盤のリンダ・ホイルのソロ作『Pieces Of Me』とかが、海外だと妙に高値だったりして笑いました。シングル・ジャケなのに(笑)。希少価値に勝るセールス・ポイントはありませんね。売らないで取っておけば良かった・・・と、ちょっと後悔交じり。


103 (3)


CM 同感です(笑)。リンダ・ホイルは原盤を買った時に日本盤を売ってしまい、今では後悔してます。まだ救いなのは、あのパテ書房でも5千円も出せば英国原盤を買えた時代だったということですね。

TA ああ、懐かしいなぁ、パテ書房。アードヴァーク(Aardvark)の原盤を4700円で買いましたよ。今でもパテ書房ってあるんですかね~。


103 (10)


CM とっくにないですね(笑)。最後は恵比寿から池ノ上に移転してすぐ閉店したって聞きました。

CP 一度行きましたが、それっきりです。今は恵比寿の街並みも大きく変わってしまいましたね。


103 (11)


TA パテ書房で、いろいろ面白い原盤を「発見」しましたよ。ベガーズ・オペラ(Beggars Opera)『Pathfinder』、アンジュ(Ange)の『Vu d'un Chen』、クラック(Crack)の『Si Todo Hiciera』、ブロッケ(Bloque)『Hombre, Tierra, Y Alma』、ニーメン(Czeslaw Niemen)『Mourner's Rhapsody』。

TA コンペンディウム(Compendium)のホッパー・ディーン・ティペット・ガリヴァン(Hopper/Dean/Tippett/Gullivan)『Cruel But Fair』、ホーム(Home)『The Alchenist』・・・ありとあらゆる、種々雑多な(笑)。でも、とっくになくなってしまったんですね。


103 (1)


※懲りない面々の井戸端会議は、レコード店巡りの想い出話へと漂流していくようです(笑)。


103 (6)

Ian Carr / trumpet, flugelhorn
Karl jenkins / electric piano, oboe, piano, baritone saxophone
Brian Smith / tenor & soprano saxes, flute
Chris Spedding / guitars
Jeff Clyne / bass, electric bass
John Marshall / drums, percussion


テーマ : プログレ
ジャンル : 音楽

第102話 Gracious  『Gracious!』 (1970) U.K.

今夜の一曲  Heaven

さて、今夜はNirvana U.K.の話題を きっかけに友人に絡んでもらい、井戸端会議の実況中継です(笑)。


102 (9)


<スリーヴ編> その1

CP ニルヴァーナの『Local Anaesthetic』(局部麻酔)、知らない間に随分と値段が上がって、約700ポンドですか。鼻血出ますね。

CM で、出たー、Nirvana!手元に残ってるのは、学生の頃に買った日本盤LPだけですが、邦題は『局部麻酔』ではなく『涅槃』でした(笑)。パトリック・キャンベル・ライオンズ(Patrick Campbell-Lyons)はインタビューでも言ってたけど、元々R&B志向が強かったし、結局やりたかった音楽って、こういうものだったのかなって気がします。

102 (7)


TA オークション見たら695ポンドって出てますね、換算ソフトに入力してみると、128,856.48 円(レートは2015年7月9日現在)。ヤバいですね。

CM それは売りたくない、という値段づけじゃないでしょうか(笑)。 Nirvana関連でレアなのは、メトロメディア(Metromedia)の倒産がらみで枚数が希少な『Dedicated To Markos III』みたいです。


102 (3)


TA あー、でも、あのスリーヴ・デザインは勘弁してほしいですね(笑)。

CM ははは、たしかに。あれは不気味というか、でもある意味レアそうなジャケです(笑)。今、相場的には『局部麻酔』のダブル・バリューなんだって。


102 (5)


CP 『局部麻酔』の日本盤LPをお持ちだと言ってみえましたが、日本でヴァーティゴ(Virtigo)を出してた日本フォノグラムは、ジャケットの材質をツルツルのコート紙にして発売してませんでしたか?キース・ティペット・グループ(The Keith Tippett Group)の2nd『Dedicated To You, But You weren't Listening』オリジナル盤とかは、もともと痛みやすい紙質でしたが、日本盤はコート紙になっていて丈夫でしたよ。

CM ツルツルのコート紙のジャケというと、日本フォノグラム盤ではなく、RCAネオンの日本ビクター盤や、Dawnの日本コロムビア盤の方を連想しますが・・・


102 (4)


CM グレイシャス(Gracious)やフェアフィールド・パーラー(Fairfield Parlour)の英原盤は、表面に細かい模様の入った樹脂コート印刷されていましたが、日本盤はコート紙ではなく、表面はさらっとした普通紙のままで、逆に英原盤より弱そうです。ひょっとしたら、別の紙質のもあるかも知れませんが。

CM それから、日本フォノグラム盤の多くはコート紙ではなかった覚えがあるんですよ。3~40枚位は持ってたと思いますが、別の場所に置いてあるのもあって、今すべては確認出来ませんけど。ウォーホース(Warhorse)もコート無しでしたよ。

102 (10)


TA 『局部麻酔』はジャケットの紙質が原盤と日本盤で違ったんですね。原盤は高嶺の花で、ついぞ手が出せずでした。ですから、いまだCDのみ。でも、やっぱりCDサイズでは、迫力が出ませんね。

TA それから、エアメイル・レコーディングスからオーディエンス(Audience)の1stが再発された時、深民淳さんが面白いこと言ってました。オリジナルはケント紙のジャケだったので、経年劣化で毛羽立ったり破れたりで、保存状態が良好なのは少ないって。ジャケの材質は面白いテーマですね。


102 (11)

CP ケント紙は磨耗しやすいですね。焼けやすいですし。オーディエンスは70年代に必死になって1stを探しましたが、あまり人気がなかったのか、当時はほとんど海外から買い付けてきてなかったようです。某店に一度入荷したようですが、拝む機会もないままに、あっという間に売れてました。

CM  オーディエンスのジャケはたしかに脆いですね。状態良好のはあっても高くて買えないし。知人は昔、これのコーティングジャケ・バージョンがあるらしいとの噂をどこからか聞いてきて懸命に探していましたが、その後見つかったんだろうか。


102 (1)


CM Dawnの日本コロムビア盤も、コートありが多かった覚えがありますよ。コウマス(Comus)、ヘロン(Heron)、ドノヴァン(Donovan)、トレイダー・ホーン(Trader Horne)、タイタス・グローン(Titus Groan)とか。ただ、例外もあって、フループ(Fruup)などのように、輸入盤に帯と解説を付けただけのがありました。

CP  トレイダー・ホーンとか、今は高値ですが、当時は中古を200円で買ったことがありますよ。フループの国内盤だとサードが裏面ライナーになってたよう記憶してますが、だいぶ以前に売ってしまって確認のしようがありません。売ってはそれを資金に次のを買ってたもので(笑)。


102 (8)


CM 裏面ライナーのものは日本コロムビア盤ではなく、テイチク盤ですね。テイチクのトレイダー・ホーンやヘロンがそうでした。途中でレコード会社が切り替わったので、2種類あって混乱しますね。

TA 売ってはそれを資金ってのが笑えますね。でも、自分も同じような事をしょっちゅうやってたから、人の事は言えませんね。デイヴ・グリーンスレイド(Dave Greenslade)の『カクタス・クワイヤー』(Cuctus Choir)原盤とか、今でも手放したのを後悔してます。


102 (6)


CM  それにしても、トレイダー・ホーン200円は安すぎ!自分は最初、シングル・ジャケのテイチク盤を買いましたが、その後Dawn原盤を英国から通販で取り寄せました。でも、ジャケット開いたら、なぜか日本コロムビア盤のライナーが入っていたんですよ!今でも謎です(笑)。

CP 自分が通ってた店のひとつが、当時音楽関係者がよく見本盤を売りに来る店だったので、キース・ティペット(Keith Tippett)の『ブループリント』(Blueprint)が500円とか、リンダ・ホイル(Linda Hoyle)の『ピーセズ・オブ・ミー』(Pieces Of Me)が700円とかで買えました。70年代は見本盤の価値がとても低かったというのもありますね。今じゃ逆ですが。


102 (2)


CM ちなみにRCAのキース・ティペットの『ブループリント』の日本ビクター盤もコート無しでしたね。 Dawnもテイチクに移ってからはコート無しになり、しかもダブル・ジャケがシングル・ジャケってパターンも多かったですね。


夜は更けても、井戸端会議はつづく・・・(笑)
※会話は流れに合うように、表現をさわらせて頂きました。お許しください。m(_ _)m


102 (12)


Alan Cowderoy / guitar, vocals
Martin Kitcat / piano, Harpsichord, keyboards, piano (electric), vocals, Mellotron
Robert Lipson / drums
Tim Wheatley / bass
Paul Davis / vocals, acoustic guitar


テーマ : プログレ
ジャンル : 音楽

ゲスト・ブック
Profile

ticca

Author:ticca
 音楽ネタを中心とした雑記帳です。

 60年代後半から70年代にかけてのワールドワイドなロック、ポップス、プログレ、アシッド、サイケ、フォーク、ジャズロック、ジャズなどの話題を主に、ひっそりメモってます。

 それぞれの記事はその時々のフィーリングで書いていますが、基本形はある曲をきっかけに感じた雑感が題材になっています。

 私は単なる音楽愛好家ですので、記事に関しては、思い込みや勘違いがたっぷりあることかと思います。その点はご容赦願います。もし、お気づきの点があれば、ご指摘下さい。

 個人的に思い入れのあるものを主に綴っていますので、マイナーかつ気まぐれなセレクション、お許し下さい。

 それでは、今宵の音楽夜話におつきあい下さい。

カレンダー
06 | 2015/07 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。