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第130話 Philamore Lincoln 『The North Wind Blew South』 (1970)

今夜の一曲  When You Were Walking My Way


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このジャケ・デザイン、キラーでございますよ。サイケ・ポップの隠れ名盤、フィルモア・リンカンの唯一作。デザイナーのサンダース・ニコルソン(Sanders Nicolson)はショーン・フィリップス(Shawon Phillips)の『Second Contribution』に貢献しているんです。


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1曲目「The North Wind Blew South」に針を落とすと、いきなりドラムス&ベースにストリングスが被さってくる。曲全編に、はかなげなオルガンがたゆたい、そこにコーラスが「アアアアア~アアアアア~ア~」と重なるあたりはまさに確信犯ですね。

お次は「When You Were Walking My Way」です。ギター・ベース・ドラムスの軽快なリズムに木管系の管楽器のオブリガートが入ったかと思うと「ララララララ~ラ~」のコーラスに引き継がれる。早くも世捨て人街道まっしぐら。最後のサビのコーラスが二声のダブル・トラッキングになるあたり、これであの世行き確定でしょう。


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おまけに「You're The One」。これなどはジミー・ベイジ(Jimmy Page)のギター・ソロが炸裂。これ以上、私に火をつけないでほしい。もともと、ヤードバーズ(The Yardbirds)人脈で話題になった謎の一枚ですが、知れば知るほどおもしろい。


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メリー・ホプキン(Mary Hopkin)の「悲しき天使(Those were the days)」「Goodby」に次ぐシングル「夢見る港(Temma Harbour)」(1970)が彼の作品のカバーという話にも心惹かれますね。

が、ドラマーとしても、ブライアン・オーガー&トリニティ(Brian Auger and the Trinity)やグラハム・ボンド(Graham Bond)、ドン・レンデル(Don Rendell)で。ザ・フー(The Who)では、キース・ムーン(Keith Moon)の代役としてドラムスを叩いたという事実は、予想外に彼が音楽界に深く絡んでいたという事実をうかがい知ることができます。


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しかし、極めつけは、パラディン(Paladin)のファースト『Paladin』(1971)のプロデュースでしょう。これは彼がジュリアン・コーヴェイ&ザ・マシーン(Julien Covey and the Machine)時代に共に組んでいたピート・ソリー(Pete Solley)とキース・ウェッブ(Keith Webb)がパラディンに在籍していた事からのオファーでしょう。

「The Plains Of Delight」あかん、これでは・・・バイオ・セイフティ・レベル4なみの防御なくして健全な私生活はありえません。フィラモア・リンカーンだけは安易に聞いてはなりません。





Philamore Lincoln - Vocals, Flute, Guitars, Strings Arrangement.
Clem Cattini - Drums
Les Hurdle - Bass
Jimmy Page - Guitar on "You're The One"


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もうろうとした頭で次に引っ張り出したのは英国出身のシンガー&ソングライター、ヴィグラス&オズボーン(VIGRASS & OSBORNE)の『Queues』(1972)これ、何故か日本盤を持ってるんです。「秋はひとりぼっち」(Forever Autumn)は定番ですが、期待を裏切らない出来。

このアルバム、ギターがクリス・スペディング(Chris Spedding)だし、キーボードがアラン・ホークショー(Alan Hawkshaw)、パーカスはレイ・クーパー(Ray Cooper)だったりするからたまんない。シンセとプロデュースはジェフ・ウェイン(Jeff Wayne)。『宇宙戦争』(The War of the Worlds)(1978)が話題になったようですが、自分はまだ未聴。




Vocals, Lyrics – Gary Osborne, Paul Vigrass
Backing Vocals – Barry St. John, Doris Troy, Harry Vokales, Jimmy Thomas, Judith Powell, Liza Strike, Rob Freeman
Bass Guitar – Pete Morgan
Drums – Barry Morgan
Guitar – Caleb Quaye, Chris Spedding, Clive Hicks, Martin Kershaw
Keyboards – Alan Hawkshaw
Percussion – Alan Graham, Ray Cooper, Terry Emery
Moog Synthesizer – Jeff Wayne


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次に取り出したるは、またまた懲りずにマッチング・モール(Matching Mole)のセカンド『Matching Mole』から「オー・キャロライン(O Caroline)」。そこかしこで浮き名を流したサブカル・アーチスト&ジャーナリスト兼、政治活動家、キャロラインこと、キャロライン・クーン(Caroline Coon)。その後、パンク・シーンに鋭く切り込んでいく不思議ちゃん。ワイアット(Robert Wyatt)とは、そもそもどんな関係だったのでしょうか・・・(笑)


Bass Guitar – Bill MacCormick
Electric Piano – Dave McRae
Guitar – Phil Miller
Mellotron, Piano, Drums, Voice – Robert Wyatt
Piano, Organ – David Sinclair



<第40話  Matching Mole - 『Matching Mole』 (1972) UK へ>
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 音楽ネタを中心とした雑記帳です。

 60年代後半から70年代にかけてのワールドワイドなロック、ポップス、プログレ、アシッド、サイケ、フォーク、ジャズロック、ジャズなどの話題を主に、ひっそりメモってます。

 それぞれの記事はその時々のフィーリングで書いていますが、基本形はある曲をきっかけに感じた雑感が題材になっています。

 私は単なる音楽愛好家ですので、記事に関しては、思い込みや勘違いがたっぷりあることかと思います。その点はご容赦願います。もし、お気づきの点があれば、ご指摘下さい。

 個人的に思い入れのあるものを主に綴っていますので、マイナーかつ気まぐれなセレクション、お許し下さい。

 それでは、今宵の音楽夜話におつきあい下さい。

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