第129話 Mia Martini 『Oltre la Collina』 (1971)

今夜の一曲  Lacrime di marzo


mia (3)


さっそくですが、秘蔵の一枚を。スリーヴ・デザインを見てぶっ飛んだ人もいるのではありませんか。

売れないアーチストのミミ・ベルテ(Mimi Berte)はミア・マルティーニと改名し、クラウディオ・バリオーニ(Claudio Baglioni)の協力を得て、『Oltre la Collina』で大変身を遂げます。

本作はRCA Italianaから1971年11月4日リリース。クラディオ・バリオーニは、当時RCAの新進気鋭のアーチストでした。

かたやニルヴァーナU.K.(Nirvana U.K.)の『Local Anaesthetic』(局部麻酔)はVertigoですから、フィリップス/フォノグラム系(Philips/Phonogram)傘下です。レコーディング・デイトは1970年11月から1971年1月となっています。

両者それぞれのスリーヴ担当はどうでしょう。本作のグラフィックはフォリーニョ(Foligno)、フォト担当はラッキー(Lucky)となっています。


mia (2)
300

一方、ニルヴァーナU.K.は言わずと知れたKeefです。彼はVertigoや、Neon(RCA)で活動していましたから、本作(RCA Italiana)の製作スタッフと関連がないとは言いきれません。

ゆり椅子の使い回し疑惑を含め、謎は深まりますな。場合によっては、よくこれで問題にならなかったものだと。どなたか謎解きプリーズ・・・と他力本願(笑)

本来、今回の夜話はミア・マルティーニ、オルネッラ・ヴァノーニ(Ornella Vanoni)、ミルヴァ(Mirva)、イヴァ・ザニッキ(Iva Zanicchi)のイタリアの元祖歌姫たちを・・・と思っていましたが、なんだか今夜は妙にミアにはまりまくりです。

「Minuetto」(メヌエット)これは、ミアの1973年のシングル・リリース。ダリオ・バルダン・ベンボ(Dario Baldan Bembo)作曲ということで、取り上げてみました。この時代のイタリアの音には格別な芳香を感じます。




「Gesù è mio fratello/Gesù caro fratello」こんな動画があるなんて知ったのは、つい最近のことでした。妙に感心した覚えがあります。ミア・マルティーニと仕掛け人のクラウディオ・バリオーニのヴァージョンを並べた面白い動画だ、こりゃ。




さて、ミアの妹はロレダナ・ベルテ(Loredana Bertè)です。これまた超個性的なシンガー。テニス選手のビョルン・ボルグ(Björn Borg )とくっついて話題をまき散らしたりですね。

ところで勝手にクイズです。 これから、5人のミュージシャンをピックアップしたいと思います。 その四人の接点は何だと思いますか?

まずは、一人目。 ミアの妹、イタリア人ロレダーナ・ベルテ。 代表曲「Sei Bellissima」こんなこと彼女に言われたら、デロデロってとけちゃいますね。

続いて二人目。 スイスのバンド、ブレインチケット(Brainticket)のキーボード・プレーヤー、ヨエル・ファンドゥルーゲンブルーク(Joel Vandroogenbroeck,)。 ベルギー出身。




それでは三人目。NT Atomic Systemの超絶ドラマー。 イタリア人トゥリオ・デ・ピスコポ(Tullio De Piscopo)。

四人目はレナート・ゼロ(Renato Zero)、イタリアン・シンガー、作曲家、プロデューサー、ダンサー、俳優。フェデリーコ・フェリーニ(Federico Felllini)の『Satyricon 』(サテリコン)(1969)にも出演してド肝を抜きました。

最後にビル・コンティ(Bill Conti)ロッキーのテーマで知られるアメリカ人映画音楽作曲家。

この鬼が出るか蛇が出るか状態のメンツでレコーディングしたのが、ティート・スキーパ・ジュニア(Tito Schipa Jr.) の『Orfeo 9』(オルフェオ・ノーヴェ)でしたよ!音楽の世界にはこんな奇跡が起こるから面白い。




<第100話 Nirvana U.K. 『Local Anaesthetic』 (局部麻酔)へ>

<第35話  Tito Schipa Jr.  『Orfeo 9』 へ>

<第69話  Tito Schipa Jr 『Io Ed Io Solo』 へ>
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 音楽ネタを中心とした雑記帳です。

 60年代後半から70年代にかけてのワールドワイドなロック、ポップス、プログレ、アシッド、サイケ、フォーク、ジャズロック、ジャズなどの話題を主に、ひっそりメモってます。

 それぞれの記事はその時々のフィーリングで書いていますが、基本形はある曲をきっかけに感じた雑感が題材になっています。

 私は単なる音楽愛好家ですので、記事に関しては、思い込みや勘違いがたっぷりあることかと思います。その点はご容赦願います。もし、お気づきの点があれば、ご指摘下さい。

 個人的に思い入れのあるものを主に綴っていますので、マイナーかつ気まぐれなセレクション、お許し下さい。

 それでは、今宵の音楽夜話におつきあい下さい。

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