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第142話  Neutrons 『Black Hole Stars』 (1974)

今夜の一曲 Going to India

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昨年6月「アメリカの研究チーム・ライゴ(LIGO - Laser Interferometer Gravitational Wave Observatory)が『重力波』(gravitational wave)を観測した」というニュースは、世界を驚かせました。『重力波』と言うのは、大きな質量を持つ天体が光速で運動すると空間がゆがみ、それが波動となって伝わっていく現象のことです。(わかんな~い^^;)

ところが、それを実際に観測する作業は困難を極めました。重力波は天才物理学者アインシュタインが予言した天文学的現象です。私がもっと早くに世に出ていたら、アインシュタインを出し抜くことができたのに残念です(笑)。いずれにせよ、アインシュタインから100年がたって、今回ようやく観測に成功!!

重力波を観測することで可能になることが沢山あります。それはたとえば遠方の天体や天文現象を精度の低い電磁波に頼らずに調査できることです。


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今回の重力波はブラックホールが、いかに巨大化するかの謎を解いてくれました。理論上、誕生する時には、太陽の質量の十数倍にしかならないブラックホール。なのに、宇宙空間には、どうして太陽の質量の何百万倍もの超巨大なブラックホールが存在しているのでしょうか。

ことの真相は、ブラックホールは合体して成長していくのです。検出された重力波は約13億年前、太陽の29倍の質量と36倍の質量を持つブラックホール同士が合体し、太陽の質量の62倍の質量のブラックホールが生まれた際に発生したものでした。

一般に重力波が発生する天文学的現象は次の三つが代表的なものとされています。
①超新星爆発
②中性子(ニュートロン)星の合体
③ブラックホールの合体


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ニュートロン、ブラックホールとくれば、アインシュタインに先を越された私も面目躍如。勝手知ったる我が土俵です。稀勢の里がんばれ!(意味不明)

そんなわけで(マエフリ長いな)引っ張り出したニュートロンズ(The Neutrons)の『ブラック・ホール・スター』(Black Hole Star)。

マン(Man)のスピン・オフというより、ピート・ブラウン&ピブロクト(Pete Brown & Piblokto!)の塾生たちの野心に火がついたのがニュートロンズなのだろう。


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キー・パーソンの一人がフィル・ライアン(Phil Ryan)。彼はアイズ・オブ・ブルー(The Eyes of Blue)、ビッグ・スリープ(Big Sleep)、ウェルシュ・ロック・バンド、マン(Man)に足跡を残してきた。

ドラムスのジョン・ウェザース(John Weathers)はアイズ・オブ・ブルー、ビッグ・スリープ、ワイルド・ターキー(Wild Turkey)、ジェントル・ジャイアント(Gentle Giant)を支えた逸材だ。フィル・ライアンとも旧知の仲。

フィル・ライアンやジョン・ウェザースの文脈で語られる事が多かったニュートロンズだが、ウィル・ユアット(Will Youatt)がギターにベースにヴォーカルにと、実にいい仕事をしている。


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かのウィル・ユアット君はクイックサンド(Quicksand)の初期のメンバーだった。重要なのは、彼が在籍していたマン(Man)にも、フィル・ライアンが、その名を連ねていたこと。

マンからフィル・ライアンとウィル・ユアットが脱退する形で結成したのが、ニュートロンズだった。

というよりも、フィル・ライアン、ウィル・ユアット、ジョン・ウェザースの三人はピート・ブラウン&ピブロクトのギグで顔を合わせた仲だという事実を見逃してはいけない。


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他のメンバーについてもコメントしておくと、タフ・ウィリアムズ(Ray “Taff” Williams)もウェールズ人脈。アイズ・オブ・ブルー、ビッグ・スリープのメンバー。フィル・ライアンやジョン・ウェザースとも臭い飯(?)を食った仲だ。

スチュワート・ゴードン(Stewart Gordon)はインクレディブル・ストリング・バンド(The Incredible String Band)出身。ヴォーカルをとっているキャロメイ・ディクソン(Caromay Dixon)は彼のガールフレンドで当時17歳だった。

1974年作なので、遅れてきたサウンドではあるけれど、ブリット・フォークのおいしい部分を抽出したような部分もあるし、キーボードも結構イケイケですしね。今夜の一曲もサイケ・ポップの残照がまばゆいなぁ。


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Phil Ryan / keyboards, vocals
Will Youatt / bass, guitars, vocals
John "Pugwash" Weathers / drums
Martin Wallace / guitars, vocals
Ray "Taff" Williams / guitars, bass
Stuart Gordon / strings, string arrangement
Caromay Dixon / vocals
Pique (Withers) / hand drums
The 4 Skins / backing vocals
The Quickies / backing vocals


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Author:ticca
 音楽ネタを中心とした雑記帳です。

 60年代後半から70年代にかけてのワールドワイドなロック、ポップス、プログレ、アシッド、サイケ、フォーク、ジャズロック、ジャズなどの話題を主に、ひっそりメモってます。

 それぞれの記事はその時々のフィーリングで書いていますが、基本形はある曲をきっかけに感じた雑感が題材になっています。

 私は単なる音楽愛好家ですので、記事に関しては、思い込みや勘違いがたっぷりあることかと思います。その点はご容赦願います。もし、お気づきの点があれば、ご指摘下さい。

 個人的に思い入れのあるものを主に綴っていますので、マイナーかつ気まぐれなセレクション、お許し下さい。

 それでは、今宵の音楽夜話におつきあい下さい。

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