第36話  Roxy Music  『Country Life』 (1974) UK

今夜の一曲  Out Of The Blue

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 再び 「OUT OF THE BLUE」 ネタ。動画を中心に。

 この動画のウリは、何と言ってもジョン・ウェットン(John Wetton)のベースプレイだろう。雷のように鳴るベースがごうごうと響き渡る。「バンド組むならJWだけはごめんだよ」というコメもよくわかる。

 彼の表情もうまく捉えられている。エディ・ジョブソン(Eddie Jobson)の溌剌としたエレピも躍動感がある。勿論、コーダのヴァイオリン・ソロの素晴らしさは言うまでもない。

 ポール・トンプソン(Paul Thompson )、フィル・マンザネラ(Phil Manzanera)、アンディ・マッケイ(Andy Mackay)、ブライアン・フェリー(Bryan Ferry)の存在感も抜群だ。ただ、エディのヴァイオリン・ソロの冒頭をカメラが追っていないのが残念。





 ヴァイオリン・ソロを堪能するのなら、1976年1月23日のストックホルム・コンサート(Konserthaus)の映像の方がお勧め。ただし、こちらのベーシストはリック・ウィルス(Rick Wills)と思われる。スウェーデンでのTV放映日は同年1月27日か。ラッキーなことにコンプリート版も入手可。





 他にもミッドナイト・スペシャル(Midnight Special)に出演した時の映像でも、素晴らしいエディのパフォーマンスが満喫できる。こちらは1975年5月9日。ベースはジョン・ウェットンだが、ほとんど映っていない。





 この後、ロキシー・ミュージックは長い休眠期間に入る。エディはプロコル・ハルム(Procol Harum)への加入を断り、フランク・ザッパ(Frank Zappa)と合流する。ザッパは、エディがロキシーに在籍していた1975年の時点から、既にその逸材に目をつけていた。

 歴史は繰り返すと言うが、エディがカーヴド・エア(Curved Air)に在籍していた1973年にも同じ事が起こっている。フェリーはエディの天才に目をつけ、ロキシーに誘っている。二人の姉妹同士が同じ大学のルーム・メイトだったというのがミソである。

 フェリーは「二人もnon-musicianはいらない」と言ってブライアン・イーノ(Brian Eno)を放出。その代役にエディをすえた。結果、エディはキーボードとヴァイオリンの二役をこなし、フェリーはステージでピアノから離れてボーカルに専念できる体制が整った。イーノを失ったことの功罪は果たして・・?

 話が横道にそれましたが、「アウト・オブ・ザ・ブルー」(Out Of The Blue)は、フェリーとマンザネラの共作。この曲が収められた『カントリー・ライフ』(Country Life)は、グループ第4作。UKアルバム・チャートで第三位まで上昇しています。なんと言ってもジャケットがひときわ印象的ですね。

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