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第49話  Erroll Garner 『Misty』(1954)US

今夜の一曲  Misty





 エロール・ガーナー。米国のジャズ・ピアニスト。生涯、数多くの作品を残しています。ほとんど計画もないままに一晩でアルバム三枚を完成させ、しかもそれがファースト・テイクだった、という逸話も残っています。

 「ミスティ」は、これがオリジナルで、1954年録音。1957年にオーケストラを交えて再録しています。この曲が神格化されたのは、ジョニー・バーク(Johnny Burke)が詩を与え、ジョニー・マティス(Johnny Mathis,)が歌ってからでしょう。


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 「ミスティ」に先立つ1947年の時点で、チャーリー・パーカー(Charlie Parker)をCool Blues Sessionで支えたというので、当時既に、ガーナーの才能はお墨付きだったのでしょう。

 この曲は、ガーナーがニューヨークからシカゴに向かう飛行機から見た霧にインスパイアされた曲。バークはこれをラヴ・ソングに昇華することで、不滅のスタンダード・ナンバーに変えたのです。


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 「ミスティ」で忘れられないのは、クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)の処女監督作、『恐怖のメロディ』(1971)です。映画の中で、ラジオ曲DJのデイヴ(Clint Eastwood)に執拗に迫るのがイヴリン(Jessica Walter)でした。この恐ろしいサイコ・スリラーで使われた、あまりに甘美な「ミスティ」のメロディが耳について離れません。


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 さて、ガーナーは独学でピアノを学んだそうですが、それが独自のスタイルを作り上げる要因となったのでしょうか。楽譜が読めなかったとも言われますが、それだけ優れた音感に恵まれていたという事なのでしょう。

 ジャストなリズムを外す絶妙な奏法も話題になりました。このビハインド・ザ・ビートと呼ばれる独特のリズムが生み出す素晴らしいスウィング感。これは彼が「左利き」である事と関連がある、と指摘する人がいます。


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 確かに、優れたミュージシャンの中には左利きの人がいますね。音楽脳とか芸術脳と呼ばれる「右脳」が発達している事に相関がある、という説もありますが、ホントのところはどうなんでしょうか。

 また、後日、追記として関連記事をリンクしてみたいと思います。


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 音楽ネタを中心とした雑記帳です。

 60年代後半から70年代にかけてのワールドワイドなロック、ポップス、プログレ、アシッド、サイケ、フォーク、ジャズロック、ジャズなどの話題を主に、ひっそりメモってます。

 それぞれの記事はその時々のフィーリングで書いていますが、基本形はある曲をきっかけに感じた雑感が題材になっています。

 私は単なる音楽愛好家ですので、記事に関しては、思い込みや勘違いがたっぷりあることかと思います。その点はご容赦願います。もし、お気づきの点があれば、ご指摘下さい。

 個人的に思い入れのあるものを主に綴っていますので、マイナーかつ気まぐれなセレクション、お許し下さい。

 それでは、今宵の音楽夜話におつきあい下さい。

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