第73話  Mellow Candle 『Swaddling Songs Plus』 (1972) U.K.

今夜の一曲 Silver Song


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②<アリソンの四つの姓の謎を解く>
     - ウィリアムズ? オドンネル? ブールズ? ブラウワー?

 ファンを狂喜させたボックス・セットの内容は、『Swaddling Songs』『Demo's & Early Works』そして二枚の7インチシングル「Feeling High / Tea With The Sun」、「Dan The Wing / Silversong」という構成でした。とりわけ7インチ盤の復刻に、至福の表情のマニアも多かったことでしょう。

 さて、前回からの行きがかり上、メロキャンねたをもう一つ。メロキャンなどとため口叩きましたが、恐らく縁もゆかりもない私に、そんなふうに呼ばれるのは彼らにしたらハタ迷惑でしょうね。彼らが日本語に堪能でないことを祈りつつ・・・


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 今回は、クロダーとヴォーカルを分け合っているアリソンについてスポットを当てます。彼女の名前は『Swaddling Songs』(抱擁の歌)には、Alison Williamsとクレジットされています。ところが、wikiにはアリソン・オドンネル(Allison O'Donnell)の名前でエントリーしているのです。O'Donnellという呼称が何に由来するのか、これは積年の謎でした。

 ある資料にはO'Donnellはアリソンの旧姓と書いてある。いやぁ、そんなことはないでしょう。少なくとも彼女の誕生名はアリソン・ブールズ(Alison Bools)だ。それがWilliamsという姓に替わったのは彼女が結婚してからのはず。

 で、その結婚相手はご想像の通りで、メロキャン(あ、またタメ口)のギタリストであるデイヴ・ウィリアムズ(Dave Williams)でした(過去形)。あるウェブ・ページには、アリソンとデイヴの二人は兄妹だと書いてありました。いくら何でも、これは誤認でしょう。兄妹で結婚するのはいくらなんでもタブーだし(汗;)。


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 バンド解散後、アリソンとデイヴは、南アフリカのヨハネスブルグを目指しました。そこで顔を合わせたメンバーらと、新たにフリバーティジベット(Flibbertigibbet)を結成します。あのティア・ナ・ノーグ(Tír na nÓg)のペンになる「Mariner Blues」に幾度となく昇天したものです。あ、普通、昇天は人生に一回限りですがね。

 そのアルバム・クレジットはAlison Williamsではなく、Alison O'Donnellだったように記憶しています。アリソンは後にデイヴと決別し、Williamsの姓を捨て、新しい伴侶のBrowerという姓を得ます(1986)。そう考えると、Bools(1952)→Williams(1972)→Brower(1986)という流れが正解なのでしょうか。


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 それでは一体、O'Donnellという姓はどこから来たのでしょう・・・どうやら、O'Donnellというのは彼女のビジネス上の通称名のようです。最近見つけた資料によると、O'Donnellとはアリソンの母親のメイドン・ネーム(Maiden Name)らしいことがわかりました。アリソンはフリバーティジベット以降、一貫してこの名前のもと、活動しているのでしょうか。





 さて、次回はメロウ・キャンドルの話はちょっとお休みです。オス・ムタンチス(Os Mutantes)のヒタ・リー(Rita Lee)のソロ・アルバムを引っ張り出してきます。

 というわけで、次回は、ヒタ・リーの音楽に、ひた・りーましょう!(苦笑)


第72話 ①<ゲイリー・ムーアとメロウ・キャンドルを結ぶ糸> へ
第75話 ③<メロウ・キャンドル~光と影> へ
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 音楽ネタを中心とした雑記帳です。

 60年代後半から70年代にかけてのワールドワイドなロック、ポップス、プログレ、アシッド、サイケ、フォーク、ジャズロック、ジャズなどの話題を主に、ひっそりメモってます。

 それぞれの記事はその時々のフィーリングで書いていますが、基本形はある曲をきっかけに感じた雑感が題材になっています。

 私は単なる音楽愛好家ですので、記事に関しては、思い込みや勘違いがたっぷりあることかと思います。その点はご容赦願います。もし、お気づきの点があれば、ご指摘下さい。

 個人的に思い入れのあるものを主に綴っていますので、マイナーかつ気まぐれなセレクション、お許し下さい。

 それでは、今宵の音楽夜話におつきあい下さい。

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